リールのテンポが悪い原因は、編集ではありません
「リールのテンポがなんか良くないんですよね…」
これは、私が本当によく受ける相談です。
でも最初にお伝えしたいのはこれ。
リールのテンポは、編集でどうにかするものではありません。
ほぼ100%、台本の時点で決まっています。
カットを増やしても、
エフェクトを入れても、
BGMを変えても、
なぜか「もっさり」して見える。
それは、
話すスピードの問題ではなく、
「聞こえ方の構造」が整っていないからです。
この記事では、
- テンポのいいリールがなぜ「見やすい」のか
- 台本でスピード感を作る具体的な考え方
- 今日からすぐ使える実践ポイント
を、《ハマるリール設計》の視点で解説します。
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リール編集のテンポを良くする方法|台本で決まるスピード感の作り方
テンポの正体は「速さ」ではなく「メリハリ」
まず勘違いされがちなのが、
テンポがいい = 早口
ではない、ということ。
テンポがいいリールとは、
視聴者が迷わず話についていけるリールです。
逆にテンポが悪く感じるリールは、
- 何が大事な話なのか分からない
- ずっと同じ温度で話が続く
- どこで話が切り替わったのか分からない
こうした状態になっています。
つまり、
テンポ=スピードではなく、構造の問題なんです。
テンポのいいリールは「台本」で9割決まる理由
多くの人は、
- 台本を書いて
- 通しで喋って
- あとから編集で整えよう
という流れでリールを作ります。
でも実はこの時点で、
テンポはほぼ決まっている。
なぜなら、
テンポの正体は
- 文の長さ
- 情報の密度
- 強調点の置き方
だからです。
編集はあくまで
台本で作ったテンポを「見える化」しているだけ。
テンポを良くする台本の基本①
「一文を短くする」
まず一番大事なのはこれ。
だらだら長く話さないこと。
話し言葉になると、
つい説明を足したくなります。
でもリールでは、
- 1文=1メッセージ
- 1画面=1意味
これくらいがちょうどいい。
長い文章は、
聞いている側が途中で
「今どこ?」と迷ってしまいます。
テンポを良くする台本の基本②
「絶対に聞いてほしい言葉」を決める
テンポが悪くなる最大の原因は、
全部大事にしようとすること。
テンポのいいリールは、
- ここは絶対に聞いてほしい
- ここはさらっとでいい
この強弱がはっきりしています。
台本を書くときに、
自分にこう問いかけてみてください。
今日のリールで、
一番覚えてほしい言葉は何?
それが決まると、
- そこ以外は削れる
- そこ以外は軽く話せる
結果として、
リール全体のテンポが自然に良くなります。
テンポを良くする台本の基本③
「接続詞」を意識的に使う
これは少しテクニック寄りですが、
効果はかなり大きいです。
おすすめなのが、
接続詞を意識的に台本に入れること。
たとえば、
- だから
- だけど
- 例えば
- そして
- つまり
こうした言葉には、
「ここから話が切り替わりますよ」
というサインの役割があります。
聞いている側にとっては、
- 今、一区切りついた
- 次の話に入った
と分かりやすくなる。
結果、
テンポよく聞こえるんです。
編集がラクになるのも「接続詞」
接続詞を入れて話していると、
- どこでカットするか
- どこを強調するか
が、編集側でも一目瞭然になります。
私自身、
- 「つまり」のところで少し間を取る
- その部分だけ文字や顔を大きくする
といった編集をよくします。
接続詞は、
- 話のメリハリ
- 編集ポイントの目印
この2つを同時に作ってくれる
かなり優秀な存在です。
テンポが悪い=センスがない、ではない
ここ、すごく大事なので書いておきます。
テンポが悪いからといって、
あなたにセンスがないわけではありません。
ほとんどの場合、
- 台本で強弱がついていない
- 何を聞いてほしいか決まっていない
- 話の区切りが見えない
ただそれだけ。
構造を知れば、誰でも改善できます。
まとめ|テンポのいいリールは「設計」で作れる
テンポのいいリールを作るには、
- 編集で速くするのではなく
- 台本でメリハリを作る
これが大前提。
具体的には、
- 一文を短くする
- 一番聞いてほしい言葉を決める
- 接続詞で話の区切りを作る
この3つを意識するだけで、
リールの見え方は大きく変わります。
あなたのリールがもっさりして見えるのは、
まだ伝わっていないだけ。
構造を整えれば、
ちゃんと「ハマる」リールになります。
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